卒FIT後の中部電力の対応がどのようになっているのか詳しく解説していきたいと思います。
2019年はFIT法による固定買取価格が満了になる年であるため一部では「2019年問題」などと呼ばれています。
全国でおよそ9万世帯が固定価格での買取が終了するといわれており各電力会社の対応に注目が集まっていました。
当初は大手電力会社はFIT終了後の買取は行わないものと思っていましたが、ある時からその流れは一変し現在ではすべての大手電力会社が買取を表明しています。
とはいっても各社対応はばらばらで買取価格にも差があります。
とりわけ中部電力は買取プランがたくさん用意されており利用者もなかなか選びにくい状況となっています。
手っ取り早く資料を見たい方は以下のリンクから資料をご覧になってみてください。
再生可能エネルギーを活用した新たなサービス[PDF:1,180KB]
サービスラインナップは以下の3つになっています。
- 中部電力が買い取りするプラン(プレミアムプラン、Amazonギフト券プランなど)
- 個人と企業をつなぐ、プラットフォームを提供するプラン(WAONプラン)
- 電気を使った時間帯に応じて、余剰電力の価値が変動するプラン(再エネスマートプラン)
中部電力が買い取りするプラン
プレミアムプラン
余剰電力を8円/kWhで買い取り、翌月の電気料金から差し引きます。オプションの『家族シェア』により、当社が買い取った金額を、ご家族や知人にシェアすることも可能です。
Amazonギフト券プラン
余剰電力を8.1円/kWhで買い取り、Amazonギフト券を進呈します。
シンプルプラン
誰でも加入することができるプランで、余剰電力を7円/kWhで買い取り、半年に一度(9~10月・3~4月)、ご指定の口座に振り込みます。現在 、太陽光の買取契約を当社と締結されているお客さまは本プランへの加入申し込みは不要です。
個人と企業をつなぐ、プラットフォームを提供するプラン
WAONプラン
余剰電力に含まれるCO2フリー価値付きの電気をイオングループの店舗へ送ることでWAONポイント等の嬉しい特典がもらえます。
(1)7円/kWhで買い取ります(翌月の電気料金から差し引きます)
(2)WAONポイントを2ポイント/kWh進呈します。
つまり合計で9円/kWh相当で買取ってもらえるということになります。
電気を使った時間帯に応じて、余剰電力の価値が変動するプラン
再エネスマートプラン
余剰電力を自分で使ったものとみなし、電気を使った時間帯ごとに割引額を算定し、電気料金の割引に充てることができようになっています。
買取価格については加入するプランによって変動します。
考え方が少しややこしいですが今後シミュレーションができるサイトも用意されるということなのでそれまで気長に待ちましょう。
主なプランはここまでですが実際にはセットプランというものも用意されています。
ただしこちらは新たにコストがかかったりするのであまり現実的ではないと思います。
中部電力の対応エリアに住んでいる方は上記の中から気に入ったプランに加入するといいでしょう。
よくわからない場合は中部電力に電話で相談してみたり、シミュレーションサイトができるまで待ってから判断するようにするといいと思いますよ。