卒FIT後の沖縄電力の買取価格と対応について詳しくお伝えしていきたいと思います。
太陽光発電で得られた電力はFIT法によって売電を開始した時から10年間固定価格で買い取ってもらえることが決まっています。
現在は24円ぐらいですが施行当初は48円ぐらいの金額でした。
まあこの時は太陽光発電の設置価格も今よりだいぶ高かったので元が取れる年数に大きな違いがあるわけでもありませんが。
話がそれてしまいましたが、言いたかったことは今年(2019年)は施行されてからちょうど10年が経過しているためFIT法が満了になる(卒FIT)人がたくさん出てくるということです。
全国で見ると2019年度だけで約9万件、沖縄だけで見ると2019年度内は5700件・合計2万3000kW、2020年度は2200件・合計1万900kW、2021年度は3000件・合計1万9000kWが「卒FIT」となる見込みだそうです。
そしてつい先日、沖縄電力は2019年度の買取単価を7.5円/kWhに設定すると発表しました。
大手電力会社の買取価格は7円~10円の間ぐらいになっており、ほとんどが7円で落ち着いているためそこまで悪い数字でもないと思います。
この買取金額は今のところ本島であっても離島であっても変わらないとのことです。
ほかの電力会社の買取価格が知りたい場合は以下のページにまとめてあるのでご覧になってみてください。
https://www.grimaco.org/baiden/sotufit-kaitorikakaku/
FITが満了になる人は契約先の違いで手続きが必要になるかどうかが変わるのできちんと確かめておきましょう。
- 沖縄電力株式会社(小売電気事業者)・・・手続きは不要
- 沖縄電力株式会社(一般送配電事業者 離島)・・・手続きは不要
- 沖縄電力株式会社(一般送配電事業者)・・・公式サイトにて手続きが必要(後日発表)
ほかの電力会社では通常の買取に加えて仮想蓄電サービスなどが提供される予定のところが多いですが、沖縄電力で同じようなサービスが展開されるかどうかはまだわかりません。
沖縄電力のエリア内に住んでいる方は満了となる11月まではいろいろなお知らせが出てくると思うので動向をチェックしておくことをお勧めします。
また卒FITのタイミングで新規参入の電力会社が多数買取を実施する予定になっているので、沖縄エリアにあるほかの電力会社についてもチェックしておいた方がいいでしょう。