卒FIT後の昭和シェルの買取価格について詳しくお伝えしていきたいと思います。
昭和シェル石油株式会社とその100%子会社であるソーラーフロンティアは「卒FIT太陽光」の余剰電力買取サービスを行うことを発表しました。
それぞれの会社の役割は以下のようになっています。
- 昭和シェル・・・卒FIT太陽光の余剰電力の買取ならびにその電力を活用したCO2低排出電力プランを提供
- ソーラーフロンティア・・・太陽光発電予測ノウハウの提供と太陽光パネルオーナーの電力買取契約手続きのサポート
太陽光発電メーカーであるソーラーフロンティアが売電にかかわるというのはかなり珍しいケースですね。
2009年当時にソーラーフロンティアのシステムを設置している人はいないと思いますが、今後卒FITを迎える方にとっては同じメーカーで買取をしてもらえるというのはありがたいかもしれませんね。
買取価格は?
昭和シェルの卒FIT後の買取価格についてはエリアによって違いがみられました。
九州電力のエリアだけ安くなっているのは九州電力の買取価格が関係しているのだと思われます。
各エリアの買取価格については以下のページを参考にしてください。
https://www.grimaco.org/baiden/sotufit-kaitorikakaku/
新規参入する電力会社が大手に勝つには買取価格を高く設定するしかありません。
昭和シェルはエリアごとに確実に勝てる買取価格に設定しているんですね(一部例外もありますが)。
ただ全国展開する会社としてはちょっと買取価格が低いような気もします。
これでほかの競合に勝っていけるのかは疑問が残るところではあります。
どのような戦略で顧客を獲得しようとしているのか気になるところですね。
なお仮受付は以下のページから行えるようになっています。
昭和シェルに電気を買いってもらうためには同社が提供している電力プランに加入する必要があるようです。
また今後は卒FIT太陽光から調達した電力を活用する、「低CO2電力プラン」を販売する計画もあるようです。
ほかの新規参入企業に比べると買取価格が低いので、こういった新しいプランでどれだけメリットを提供できるかがポイントになりそうですね。
卒FITが控えていて昭和シェルと契約しようと検討している方は今後の動向をチェックしておきましょう。