太陽光発電にオール電化を併用すると電気代がどれくらい節約できるのか調べてみました。
オール電化とはガスをなくしてすべてを電気でまかなえるようにした住宅のことを言い、ガスを利用して行っていた料理や湯沸かしなどもすべて電気で行えるようになっています。
オール電化にするとこれまでかかっていたガス代が0円になり、すべて電気代で請求が来ることになるのですが、ここに自宅で電気を賄うことができる太陽光発電を設置すると当然電気代を安くすることができます。
オール電化と太陽光発電を併用しようと思っている方の中には電気代が0円になると思っている方もいるようですが、実際には2割から3割ぐらい安くなる程度で電気代が0円になることはまずありません。
ただし実質的に0円にすることは可能で、どういうことかというと売電収入の分まで加味すると電気代を0円と考えることができるということです。
実際に太陽光発電とオール電化を併用している方の電気代の変化を調べてみると以下のようなデータを見つけることができました。
この方は島根県出雲市で6.24kWの太陽光発電システムを導入した方で以前からオール電化にしていたのですが、太陽光発電の導入前には光熱費が月々14,227円だったのが、導入後には月々-13,301円となっています。
マイナスというのはつまり売電収入が光熱費を上回っているということなので、家計としてはプラスとなっているということになります。
太陽光発電で電気が賄えるのは日中になるのでそれ以外の時間帯はどうしても電気を買う必要があるため電気代が0円になることはありませんが、売電収入が思いのほか多くなっているため電気代が安くなっているのも考慮するとだいたい月に3万円ぐらいは得をしているということになります。
1年に換算すると36万円であるため、この方の場合は6年弱で太陽光発電の導入にかかった費用を回収できるということになります。
太陽光発電とオール電化を併用するとガスを利用している場合よりも初期費用を回収できる期間が短くなりやすいのが特徴です。
自宅にオール電化、あるいは太陽光発電を導入しているという方は併用して電気代を節約することを検討してみてはいかがでしょうか?
ただしオール電化にすることでデメリットもいくつか生じてしまうので、その点もしっかりと考えたうえで導入するようにしてくださいね。