京セラ太陽光発電に蓄電池を加えると価格がどれくらいになるのか調べてみました。
京セラでは「リチウムイオン蓄電システム大容量タイプ (12kWh)」「マルチDCリンクタイプ」「リチウムイオン蓄電システムⅢ/Ⅳ」という3つのタイプが用意されており、それぞれで異なる特徴を持っています。
リチウムイオン蓄電システム大容量タイプ (12kWh)
従来製品の1.67倍である12kWhという大容量を実現したリチウムイオン蓄電池。
これを設置する場合は押し上げ効果と呼ばれるいわゆるダブル発電の設定にするか、押し上げ効果なしで売電価格を高くするかを選択することができるようになっていますが、一度決めると変更することができないので注意が必要です。
大容量であるため非常時にとても役に立ち、夜間の電気を充電して価格の高い時間帯に使用することで経済的にも楽になりますが、価格が3,996,000円(税抜3,700,000円)とかなり高価なので一般家庭に導入するのは少し厳しいと思われます。
マルチDCリンクタイプ
太陽光発電のパワーコンディショナーと蓄電池のパワーコンディショナーを一緒にしたハイブリッドタイプで、これにより従来よりも高いエネルギー変換効率を実現しています。
設定できるのは押し上げ効果がないモードだけであるため売電価格が下げられる心配もありません。
停電時には10時間から20時間程度連続使用が可能ですが、価格が3,240,000円(税抜3,000,000円)とまだかなり高値となっています。
リチウムイオン蓄電システムⅢ/Ⅳ
リチウムイオン蓄電システムⅢ/Ⅳは最も新しいモデルで以下の3つの特徴があります。
7.2kWhで寿命が6000サイクルなので使い方によってはかなり長持ちすることもあると思います。
押し上げ効果のあるダブル発電にするか押し上げ効果なしにするか自分で選べるので、どちらの方が得をするのかじっくり検討することもできます。
価格もこれまでの物に比べると2,592,000円(税抜2,400,000円)とかなり安くなっているため京セラの蓄電池の中では設置しやすいと思います。
ただしそれでも高額であることは間違いないので、元をとれるかどうかは微妙なところになります。
また2017年時点で蓄電池を設置する場合、国からの補助金はありませんが県や自治体が補助金をくれる場合もあるので設置する前に確認しておくことをおすすめします。
蓄電池の補助金に関する情報は下記のページに記載してあるので参考にしてください。