太陽光発電のパワコンの寿命と故障した時の対策についてお伝えしていきたいと思います。
太陽光発電で発電した電気は直流電流となっているため、家庭用のコンセントで利用したり売電したりするにはパワーコンディショナー(パワコン)で交流電流に変換する必要があります。
メーカーによって変換効率は異なりますが、だいたい95%前後ぐらいになっています。
太陽光パネルの寿命はだいたい25年から30年ぐらいといわれていますが、その他の付属機器はそこまで長持ちすることはなく、パワコンにいたっては5年から10年で寿命がきてしまうと言われています。
パワコンが故障してしまうといくら発電しても家庭で利用することはできなくなりますし、売電することもできなくなるので利用者にとっては死活問題となります。
通常は太陽光パネルと一緒にパワコンにも保証期間が設けられており、10年以内の故障なら無料で修理してもらうことができるようになっています。
故障した場合は基本的に基盤の交換で済むようですが、場合によっては製品をとりかえることもあるようです。
故障してから修理してもらうまでの間に損失してしまった電力については補償してもらえないので、故障してしまったらすぐに修理するようにしましょう。
無料で補償してもらえる期間は10年間ですが、現在ではどこのメーカーも有料でプラス5年間の保証をつけることができるようになっています。
例えばシャープでならまるごと15年保証という名称で販売されており、10年目から15年目に発生した故障について無料で修理してくれるようになります。
まるごと15年保証に加入する費用は15200円+税なので、例えば12年目に故障した場合で未加入だと修理費用に8万円近くかかってしまいますが、加入していると最初の加入費だけで修理してもらうことができます。
10年目から15年の間は何度でも修理してもられるのでできることなら15年保証をつけておいた方がいいでしょう。
名称は違ってもどこのメーカーでも15年保証を取り扱っていると思います。
メーカーにもよりますが基盤のみの交換なら8万円前後、パワコン本体の丸ごと交換なら20万円から30万円ぐらいはかかってしまうので15年保証をつけておくことをおすすめします。