卒FIT後の買取価格を比較していきたいと思います。
FIT法が施行されてから今年で10年目となるため、一部の方たちは固定価格で売電することができなくなってしまいます。
いわゆる卒FIT組なのですが、詳しく知りたい方は下記のページを参考にしてください。
https://www.grimaco.org/baiden/sotu-fit/
FIT法が満了となり固定価格で売電ができなくなっても電力会社は電力の買取を続けることを正式に発表しています。
各地域の大手電力会社はもちろんのこと新規参入の電力会社もたくさんあり、太陽光発電を設置している方は売電先を選べることになります。
ただし会社ごとに買取価格が異なるためどこを選べば一番得するかはよく考えたほうがいいでしょう。
大手電力会社の買取価格一覧
電力会社の大手といえば北海道電力、東北電力、東京電力パワーグリッド、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力です。
電力会社を選べるようになっているとはいえほとんどの方が住んでいる地域の大手電力会社を利用しているでしょう。
卒FIT後のそれぞれの電力会社の買取価格は以下のようになっています。
電力会社 | 売電価格 |
---|---|
北海道電力 | 未公表 |
東北電力 | 9円/kWh |
東京電力パワーグリッド | 未公表 |
中部電力 | 7~12円/kWh |
北陸電力 | 8円/kWh |
関西電力 | 8円/kWh |
中国電力 | 7.15円/kWh |
四国電力 | 7円/kWh |
九州電力 | 7.0円/kWh |
沖縄電力 | 7.5円/kWh |
未発表のところもありますがだいたい7円から10円の間に収まっています。
買取価格に幅があるところは加入している買電プランによって価格が変動するようになっているので、その地域に住んでいる方は公式サイトを確認してみてください。
新規参入電力会社の買取価格一覧
電力の自由化が導入されてからたくさんの会社が新規で参入してきています。
その中には買電だけでなく売電を行える企業もたくさんあり、加入を促すためか大手よりも買取価格を高く設定しているところもあります。
主な電力会社の買取価格は以下のようになっています。
電力会社 | 売電価格 | 対応地域 |
---|---|---|
昭和シェル石油 | 8.5円/kWh(九州エリアのみ7.5円/kWh) | 全国 |
シェアでんき | 8円/kWh | 東北、関東、中部、近畿、中国、九州エリア |
SMART TECH | 10円/kWh | 全国 |
積水ハウス | 11円/kWh | 全国(沖縄電力管内を除く) |
丸紅ソーラートレーディング | 未定 | 未定 |
NTT SMILE ENERGY | 未定 | 全国(沖縄電力管内を除く) |
TOKAIホールディングス | 未定 | 未定 |
Looop | 未定 | 中部電力と業務提携(詳細は不明) |
東京ガス | 未定 | 未定 |
リミックスポイント | 未定 | 未定 |
この中でも私個人が特に注目しているのはソーラーフロンティアの親会社でもある昭和シェル石油ですね。
ソーラーフロンティアを100%子会社化しているので電気事業に対する本気度がうかがえます。
海外勢に押されているとはいえソーラーフロンティアの国内シェアは順調に伸びていますし今後もチェックしておいて損はない企業だと思いますよ。
ここで取り上げているのはあくまで一部の電力会社であるため地元密着型の電力会社など探せばたくさん出てくると思います。
売電に対応してくれるかどうかはその電力会社の公式サイトを見ればわかると思いますので調べてみてください。