シャープの太陽光発電システムの特徴を詳しく解説していきたいと思います。
シャープが台湾の鴻海(ホンハイ)に買収されたのは記憶に新しいと思いますが、これを機にシャープの太陽光事業も大きく見直されることなりました。
2016年には業界でもトップクラスの変換効率19.6%を実現したBLACKSOLARという新しいシリーズの販売を始めました。
BLACKSOLARは単結晶シリコンで作られているのが特徴で、これでシャープには単結晶シリコン、多結晶シリコンの両方がラインナップされているため状況によってより効率のいいものを選ぶことができるようになりました。
ルーフィット設計で屋根に効率よく設置できるようになったのも特徴の一つで、従来のパネルと比較すると1kW近く多く積めることもあるようです。
BLACKSOLARに限りモジュール保証20年、周辺機器保証15年が無料で付いてくるため、長期的に安心して利用することもできます。
シャープは長年太陽光発電の国内シェアNo.1を誇っていましたが、ここ数年は別のメーカーにその座を奪われています。
ただし新築における太陽光発電の設置件数では2015年時点ではNo.1であるようです。
またシャープはアフターフォローにも力を入れているのが特徴であり、WEBモニタリングサービスを無料で提供しています。
WEBモニタリングサービスとは毎日の発電量をチェックしてくれるだけでなく、周辺地域の同じシステムと比較してくれたり、発電量が急激に落ち込んだときにはすぐに連絡をくれるようになっています。
メーカーの専門センターが常にチェックしてくれ、毎月定期レポートも出してくれるため非常に安心感があります。
ただしシャープの太陽光パネルは他社と比較すると割高になっていることも多く、1kW当たり30万円台後半まで行くことも珍しくありません。
シャープの特徴をまとめると
- 高効率の太陽光パネル
- BLACKSOLARなら保証も充実
- アフターフォローもばっちり
- 他と比較すると割高
という感じになると思います。
狭いスペースに高出力の太陽光発電システムを設置したいという時には良いかもしれませんが、やはり初期費用が高くなるのがネックなので、設置を検討している方は他社と比較して他にどのようなパネルがあるのかを知っておくのもいいと思いますよ。