ソーラーフロンティアの太陽光発電を導入した場合のメリットとデメリットについてお伝えしていきたいと思います。
ソーラーフロンティアは太陽光発電システムを販売しているメーカーの中で唯一CIS太陽電池を生産・販売している会社です。
シリコン系の太陽光パネルとはその性質が全く異なるため当然メリットとデメリットがありますので一つずつ見ていきましょう。
実発電量が多い
ソーラーフロンティアの最大のメリットは実発電量が多い点でしょう。
太陽光パネルの販売ページには理想的な環境に置いてある場合の理論的な数字が記載されていますが、この環境で発電できることはほとんどありません。
重要なのは実際に屋根に置いた時の発電量であり、ソーラーフロンティアのCIS太陽光パネルは同じ容量のシリコン系のパネルよりも5%~10%程度実発電量が多いと言われています。
単価が安い
CIS太陽電池は銅(Cu)、インジウム(I)、セレン(Se)を組み合わせて作られているため、シリコン系に比べると安価に製造でき1kW当たりの単価が安くなっています。
初期費用を最小限に抑えることができるため、利用者とっては大きなメリットと言えると思います。
発電効率が低い
一方で、ソーラーフロンティアの太陽光パネルは発電効率が低いというデメリットもあります。
限られた屋根の上のスペースに設置する際に他のメーカーのパネルと比べると規模が小さくなることが多く、大容量にしたいと思っている方にはあまり向いていません。
パネルの種類が少ない
先ほど規模が小さくなりがちという話をしましたが、その理由の一つはパネルの形が長方形の物しかないことも関係しています。
他のメーカーでは効率よくパネルを載せれるように台形のパネルなども用意されているのですがソーラーフロンティアにはそれがありません。
そのため屋根に設置する際にどうしても効率が悪くなってしまい、その結果規模が小さくなってしまいます。
このようにソーラーフロンティアにはメリットとデメリットがありますが、それはどのメーカーにも言えることなので特別なことではありません。
重要なのは自分が何を重要視しているかで、その条件を満たすのにソーラーフロンティアは敵しているかどうかということです。
例えばとにかく容量の大きいシステムを導入したいと思っている方には向いていませんし、初期費用を抑えたいと思っている方には向いているメーカーだとも言えます。
他社と比較して自分に合ったメーカーがどこの物なのかをしっかりと検討したうえで設置するようにしましょう。