パナソニックで取り扱っている太陽光パネルの種類と性能を詳しく調べていきたいと思います。
パナソニックではHITと呼ばれる特殊なシリコンを利用した太陽光パネルを製造しており、従来の結晶シリコンよりも高効率な発電を可能にしています。
HITはヘテロ接合型と呼ばれる構造をしており、従来の単結晶シリコンにアモルファスシリコンという薄膜のシリコン層を接合することで殿下の消失を軽減し、より多くの電気を生み出すことができるようになっています。
それぞれのシリコンを使ったパネルの特徴は以下のページで解説してあるので興味のある方はそちらをご覧ください。
またパナソニックではパネルを取り付ける際にPS工法で設置するか現行工法で設置するかでパネルの種類が変わってきます。
PS(Push & Slide)工法とは、モジュール間の狭小化を図ることで、美しい外観を実現した、パナソニック独自の新しい工法です。
なのでここではPS工法用と現行工法用で分けて説明していきたいと思います。
PS工法用
形 名 | P252αPlus | P247αPlus | P245αPlus |
セル種類 | HIT | HIT | HIT |
モジュール変換効率 | 19.60% | 19.30% | 19.10% |
公称最大出力 | 252W | 247W | 245W |
外形寸法(長さ×幅×厚み) | 1580×812×35 | 1580×812×35 | 1580×812×35 |
質量 | 15kg | 15kg | 15kg |
希望小売価格 | 174,500円/枚(税抜) | 146,000円/枚(税抜) | 145,000円/枚(税抜) |
形 名 | P250αPlus | P120αPlus | P70αPlus |
セル種類 | HIT | HIT | HIT |
モジュール変換効率 | 19.50% | 18.10% | 14.80% |
公称最大出力 | 250W | 120W | 70W |
外形寸法(長さ×幅×厚み) | 1580×812×35 | 818×812×35 | 818×812×35 |
質量 | 15kg | 8kg | 6kg |
希望小売価格 | 173,000円/枚(税抜) | 71,000円/枚(税抜) | 45,500円/枚(税抜) |
モジュール変換効率が19.6%と非常に高く、いろいろな形を組み合わせることによって屋根の面積を最大限に生かすことができるようになっています。
2017年4月19日から新たにP252αPlusとP247αPlusがラインナップに加わったことによって更に大きな容量の搭載することも可能になっています。
現行工法用
形 名 | 245αPlus | 120αPlus | 240LP |
セル種類 | HIT | HIT | HIT |
モジュール変換効率 | 19.10% | 18.10% | 18.70% |
公称最大出力 | 245W | 120W | 240W |
外形寸法(長さ×幅×厚み) | 1580×812×35 | 818×812×さ35 | 1580×812×35 |
質量 | 14kg | 8kg | 14kg |
希望小売価格 | 145,000円/枚(税抜) | 71,000円/枚(税抜) | 145,000円/枚(税抜) |
240LPは店舗やアパートなどの10kW以上低圧システム用となっています。
現行工法用には台形型のパネルが用意されておらず、種類が少ないため特別な理由がない限りはこちらを選択するメリットはないと思われます。
以上がパナソニックの太陽光パネルの種類と性能になります。
HITはこれからまだまだ改良の余地が残されている太陽光パネルであるためパナソニックの今後の動向にも注目していきたいですね。
すでに搭載するパネルをパナソニックに決めている方は見積もりを決定する前に発電量シミュレーションしてみることをおすすめします。